タイの出家

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ご無沙汰しております。皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

先日のタイのタンブン(徳を積む)の話に続き、小生が実際に出家した話を体験談としてご紹介させて頂きます。

 

むかしむかしあるところに、日本人とタイ人のハーフがおりました。日本人として生まれ育った彼は絵に描いたような普通の人生を過ごしていましたが、ある日結婚を目の前にタイ人の母親から出家をお願いされました。

 

当人は大変困惑しつつ、日本人の父親からは反対の声もあり、父子は二人してそれはそれは母親に猛反対しました。出家とは頭を丸め、お寺で他の僧達と共同生活を営み、お酒も断ち、身も心も清める事なのです。当時30代になったばかりの彼は断固反対です!

 

ただ話を聞くとタイでは息子が出家をすると、母親の来世へ徳を積む事なのでした。気が付けば長男はその責を逃れ、すでに結婚。自ずと残りは次男の彼しか出家できる息子はいないのです。しかも結婚後にすると徳の効果はなんとびっくり!半減してしまうのです!

 

伊藤家、次男の出家が自動的に決定した瞬間です。

 

出家当日は朝から家族、親戚、友人が集まってバリカンで少しずつ小生の頭を剃っていきます(多少の出血はご愛敬です)。その時点で覚悟が決まっている小生が、一番印象深かったのが母親より泣く長男の涙です。いやいや...とは思いましたが、感動されているようで何よりでした。

 

その後、お寺の高僧様と一緒にお経を唱え、小生を乗せた神輿でお寺を数周しました。その間は小銭を小袋に入れ、それを撒いて周るというタイらしい儀式で立派な僧の出来上がりです。

神輿の豪華さや、撒く金銭の量、親戚の数でお家柄を表す、自慢するという意味も有ります。

タイらしいですね。

 

長文になりましたので、続きは次回。

 

ではでは。

 

伊藤 正浩

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タイ生まれタイ育ち、小中を日本人学校で過ごし、高校、大学はインター校卒。

タイ人と結婚して最愛の娘を生きがいに毎日頑張ってお仕事しています。

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