タイの出家・続

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お疲れ様です。皆様いかがお過ごしでしょうか?

先週は小生が出家するところまでをお話させて頂きましたが、今回はその続きです。

 

さて、新人僧が案内されたのは4人で1軒の僧房です。タイ語ではグティですね。

小生は大変幸運な事に優しい先輩僧達に囲まれたので、相当(全て)面倒を見て頂きました。

本当に感謝です!

 

僧の朝は早く、朝4時前に起床です。

思った以上に難しい袈裟を着るのに戸惑っていると、先輩僧達が(全て)手伝ってくれました。

本当に、本当に感謝です!

 

朝はもちろん托鉢に出向きます。小生よりも目上の方が膝をついて、一生懸命にお供えされているのを見ていると、信仰心の高いタイの方々に感心しました。最終日には親がお供えをしに来ていた姿にはさすがの小生も涙です。

 

托鉢から戻りますと、全僧侶が集まって素手で朝食兼、昼食兼、夕食です。

ご存じでしょうか?僧侶は昼までにしか食事を喉に通してはいけません。

お昼以降は牛乳等の飲み物のみです。お供え頂いた物の中に紙パックのココア等があった日はテンションMAXです。お供え頂いた方々の有難いお食事を混ぜて手で食します。

慣れてきますとお供え頂いた食事の組み合わせで、混ぜた時の味が予想出来るようになります。

ここまで出来れば一人前の僧と言って良いのではないでしょうか?

 

最終日には小生がいた僧房の先輩が気を使って、ご家族から取り寄せて頂いたタイ風手巻き寿司をごちそうになりました。大変申し訳ないことに半分以上を残したのですが、先輩僧の気持ちに涙です。

 

僧でいる間は托鉢、僧房周りの掃除、寺内の魑魅魍魎という名の犬、猫達と遊ぶ毎日でしたが、時には僧らしくお葬式に出向く事も有りました。タイのお葬式には過去何度か参列させて頂いた事はありますが、その時々とは違う立場に不思議な気持ちを覚えています。

 

罰当たりな話で迷ったのですが、全てさらけ出してきたブログなので正直に言います。

小生は仕事もありますので一週間にも満たない日数しか出家していません。そのわずかな期間で頂いたお布施の金額はおよそ12,000バーツ程でした。正直相当な金額です。

当時では大卒の初任給に相当する金額ですね

 

最終日はいつもより早く朝の3時に起床します。自分の部屋を掃除し、感謝の気持ちを込めて僧房内全てを掃除しました。そしていつもの托鉢の後、還俗の儀式です。住職に3回お辞儀をして、住職の言うお経を繰り返して唱えます。

 

最後に袈裟を脱ぎ、親から用意して頂いた新品の服に着替えます。その瞬間から小生は僧ではないので、つい今朝まで和気あいあいと話していた先輩僧達とは僧と信者の関係に戻ります。その瞬間に寂しさから号泣してしまいました。色々慣れない事ばかりで辛いと思っていた日々、それは本当に素晴らしい体験をさせて頂いていたのだなと、改めて実感しました。

 

いつもの喧噪を離れ、何もしない時間、何も考えずにいれる時間、それだけでどれほど自分が幸せだったのかを思い知らされます。欲しいものだけを求め、自分が持っている物や境遇に感謝する事の大事さを教えられました。

 

涙のお別れの後、彼女と合流してその足で焼肉を吐くほど食べました!ごちそうさまでした!

 

 

ではでは。

 

追伸 : その夜に彼女の実家に還俗の挨拶をしに行ったら、結婚の日取りを決められたのはここだけの話。色んな意味でそんなタイ人が大好きです。

 

伊藤 正浩

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タイ生まれタイ育ち、小中を日本人学校で過ごし、高校、大学はインター校卒。

タイ人と結婚して最愛の娘を生きがいに毎日頑張ってお仕事しています。

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